1.空室と賃料滞納者の発生よる利回りの低下
賃貸経営では、相場からある程度正確な賃料収入を推定することができます。
しかし賃貸市場は、需要と供給のバランスで決まります。
入居者が退去し、次の入居者がなかなか決まらず、空室が長く続いたり、賃料滞納者の発生も考慮しなくてはいけません。
空室の長期化、賃料滞納者の発生により、予定していた利回りを得られない可能性もあります。
2.建物の老朽化と修繕コスト
建物は年月が経つにつれ、老朽化が進んでいきます。
常に最良の状態を維持する為に、 場合によっては予想を上回る修繕費や補修費が必要となる場合があります。
老朽化が進み空室が増えれば予定していた利回りの低下を招きます。
修繕費をあらかじめ事業計画に入れておく必要があります。
3.不動産価格の値下がり
不動産価格が下落した場合、売却の際に売却損(キャピタルロス)が生じる可能性があります。
4.ローン金利の上昇
ローンを利用して「不動産投資」をする場合、金利が上がると返済額アップのリスクを負うことになります。 返済期間を短く設定する、繰上げ返済をする、固定期間を長くするなどの対策が必要です。
5.売却のタイミング
不動産を売却して、「現金化したい」場合、すぐに買い手が見つからない。どの位の期間で売却できるか予測がつかない等のリスクがあります。