近頃の不動産事情

2007/11/29 12:38:01 PM 投稿, 近頃の不動産事情,



 マンション用地の高騰で始まった今年の不動産市場も随分落ち着いてきて様相を違えてきております。いきなりの供給過多に新築マンションの売れ行きも鈍り始め、用地を取得したものの建築を延期または見合わせるマンションデベロッパーも何社かあり、既に建ち上がったものの、販売をせずに一棟売りに切り替えるところも出ている模様です。不動産の市場は、やはりまだ需要と供給のバランスで価格が決まりますので、大量の新築マンションの放出は、マンション価格の暴落を招くのではないかと誰もが気をもんでいるところです。新築マンションの価格合戦を受けてか、現在は中古マンションの査定が非常にしにくく販売も進みにくい状況です。
 住宅地の状況も少しバランスを欠いてきております。エリア指定によって、大量の住宅地が供給された水戸市内の住宅地価格がぐっと抑えられて低め安定しているのに対し、エリア指定のないお隣のひたちなか市は地価の下げ止まりが早く、一宅地の売買価格は水戸市内より高くなったような印象もあります。
 事業用地の重要は相変わらず場所が広範に渡り、かつ規模が大きくなってきているようです。水戸駅周辺が相変わらず需要は強いのですが、幹線道路沿いの広い土地も場所によっては需要が多く、しかしこうした場所の進出企業は賃貸での入手を望むことが多いためその賃料を収益した利回り物件として投資対象の取引も増えてきております。未曾有の低金利政策下で優良企業による事業用借地権契約の安定した地代収入は確かに魅力的な投資ですが、首都圏からの投資需要も多く、今年初めには投資利回りが10パーセントを越すものも随分あったのですが、この頃ではあまり見かけなくなりました。
 さて今後の動向ですが今年の大きな特徴であった、首都圏不動産業者による買い入れや投資ファンドを当て込んだ異常な高値の取引は減ってくるのではないかと思います。今年、バブル時代を超えたといわれる首都圏の土地は入手に困難を極めたため、その資金や事業が地方に流れたのでしょうが、信じられないような価格の取引を何度か耳にしました。年初にはつられて地価相場自体が上がっていくのかと思いましたが、現在は地元の実需とは違うところで別の相場をなしているような感があります。
 不動産の相場はつまりそこに住んで利用する人の権利の相場ですから、地元の経済市場と同じ動きが自然のことです。余りに乖離すればそのものが成り立ちません。とはいえ、やはり少しずつ地元景気も上昇しているのか、事業用の不動産の需要が増えてきています。
 建築費をはじめとしてそのほかの物価も上昇し、消費税の値上がりも取りざたされ、相続税の基礎控除も下がりそうだしと不動産を取り巻く諸般の事情も、閉塞感が広がりますが、地方にだって紛れもなく景況感に沸いている都市は幾つもあります。その波が、われらが水戸にも広がってくるよう、来るべき新年に望みをかけて残り少ない今年を精一杯駆け抜こうと思っております。どうぞ良いお年を!




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