近頃の不動産事情

2005/11/19 12:30:22 PM 投稿, 近頃の不動産事情,



不動産の市場が大きく動き出してきました。REITと呼ばれる証券化された不動産の活発な動きで不動産という定義そのものが変えられようとしています。空前の株式投資ブームの中で多額の資金が不動産の市場に流れ込み、運用益の出る不動産を求めて地方都市へもあふれ出してきました。結果、長い不況の中で低迷していた商業地の価格が押し上げられはっきりと値上がりしてきたといえます。でもこれはまだ駅周辺の商業地にすぎません。しかし周りを見渡してみるとあちこちで大型クレーンが動き、新しい商業施設がオープンし、水戸市内及びその周辺市町村の商業地図は大きく塗り替えられそうです。また、住宅の供給も非常に活発で、原油高で建築資材の値上がりにもかかわらず、どのハウスメーカーも受注を増やしております。加えて水戸市では、分譲マンションの着工も続々と予想されています。今年だけでも相当増えた分譲マンションがさらに来年にかけて15棟も着工されるといわれています。安価な集合住宅が大量に供給されれば、この数年の間、安定利回りを狙って建てられた沢山の賃貸マンションの入居者がターゲットになりますから、入居率が脅かされることになるでしょう。
 今のところ住宅地はまだ地価が上がってきてはいませんが、市場を見ると金利の上昇予測や、消費税の増税予測やら、インフレ懸念やらと値下がりする要素が何もないので商業地に引きずられるように住宅地の地価もあがってくると思われます。またデフレ傾向の抜けない住宅地の市場ですが、消費者のマインドも数年前よりはっきりと上向いてきている気がします。一般に住宅を求める時、価格にかかわらず精一杯の調達資金で購入する方が多いのですが、この4,5年は住宅と土地の購入費を、十分な資金があっても予算を抑えて購入するといった、かなり余裕を残して購入する方が多く見受けられました。未来に所得増加や安定の確信がもてない時期が長く続いた為慎重にならざるを得なかったのでしょう。近頃ではこうした傾向は影を潜め、限られた予算の中で少しでも広く良い場所をと希望され資金の算段をする方が増えてきたように思います。低額の商品が圧倒的に多く売れてはいるのですが、反面、かなり高額な住宅地もあっさり売れるようになってきました。とりあえず家が欲しい人と、良い場所に思うままの家を建てたいと思う人の二極化が進んできているのでしょう。供給側も打ち続く不況の中で、とにかく安いものをと思いつめるあまり余裕のある購入者への供給を断念していた節があります。消費者の望む物が出回ってくるのが市場の原理ですから、差別化された住宅地や建売住宅がだんだん増えてくるのではないかと思っております。
 さて、今年も残り僅かになって参りました。不動産を売って頂いた方、買ってい頂いた方、貸して頂いた方、トラブルを抱えた時、弊社を思い出してご相談頂いた方、私どもの関わったすべての方々に厚く感謝申し上げます。来るべき新年が皆様にとって優しい実りの多い年になりますようお祈り申し上げます。




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