近頃の不動産事情

2007/09/07 12:37:30 PM 投稿, 近頃の不動産事情,



所用があって沖縄へ行ってきました。

 噂に聞いていたとおり、深い深いやんばるの森も、マングースの林の続く護岸工事のない川も、驚くほど青くて透明な海もそれぞれに素晴らしく感動しましたが、それよりも沖縄本島のあちこちで街が再生され成長し生まれ変わる様子が見られて、その変わり目の様子がとても興味深く新鮮でした。今沖縄に本土から移住する人が急激に増えているそうです。物価が安く温暖で、人情に厚い人々が住む沖縄に人が集まるのは当然ですが、こうした本土からの熱い視線と、是非はともかく米軍基地に伴う豊富な資金とで島のあちこちに、外国にいるのかと錯覚するような本格的なリゾートホテルが建ち、学校が誘致され、アウトレットモールがあり、デューティフリーショップができ、モノレールが走る一方で、同じ那覇の町に米軍関係者向けのアメリカ風のショッピングセンターや東南アジア風の雑然とした町並みがあってそれらが妙に溶け込んだ街を形成しています。確かに沖縄本土とは違う風土、違う歴史を持つ異形カルチャーの国だとつくづく感じ入りました。同時に今沖縄がブームになっているのは美しい海や気候ばかりではなく、自分の暮らす日常と少し違う異文化に安全に簡単に触れることができるためなんだという気がします。
 明治以降の日本は、地方は東京を向き東京に習うことに精力を注ぐあまりに独自の文化や風習を捨てたり隠したりすることに熱心になりすぎ、アイデンティティの主張のないのっぺりした風土をつくってしまたのではないでしょうか。欧米並みの生活が当たり前となった今日、模倣でない個性や、永い歴史に裏づけられた郷土の文化がひどく新鮮に映るのだと思います。
 若者の和風柄のシャツが流行り、和風の飲食店が増え、京都や金沢の町屋再生事業が喝采を浴びるのはDNAにしみこんだ和の暮らしを求める声がほかならぬ東京から日本中に発信されているからではないでしょうか。
 洗練という水で洗いぬかれた時を経たものを、魅力あるもの、或いは魅力ある風土として再現させるのが、時代の要請に答えるということではないかと感じられてなりません。




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