旧地名に隠されたメッセージ

2005/06/30 12:53:45 PM 投稿, おすすめ物件,

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字一里塚、字小山ノ上、字新山、いずれも地名なのですが、皆さんはどこを思い浮かべますか？
元吉田町字一里塚、渡里町字小山ノ上、平須町字新山という具合に現在の町名を加えると、だいたいの場所を想像できますよね。
現在の住居表示には「字（あざ）」に該当する表記はありません。

私は、ときどき土地の売買にあたり物件の旧町名を調べることがあります。
現在使われることのない「字（あざ）」の中に隠れたメッセージが含まれている場合があるからです。

「字（あざ）」は自然災害や地質、土壌などに由来したものが多く、危険を避ける為の知恵として古くから伝えられた地名です。

地すべりや山崩れを起こした土地・・・ガレ、クエ、ホキ、ツエ等
水気の多い湿地・・・フケ（沮決）
起伏のある低湿地・・・ヤチ（谷地・谷津）　　など
（伝えられる途中で読みが変わってしまったり、当て字で意味が変わっているケースもあります。）

なかでも「小字」はピンポイントでの情報を含んでいるので注意が必要です。
一方、「字」「大字」は比較的広い範囲ですから、その中に注意する文字が含まれていたとしても個々の土地に当てはまらないケースも多くあります。

「字（あざ）」は法務局で土地の登記簿を見ることで調べることができます。
皆さんの購入を検討されている土地の旧地名に隠されたメッセージを調べてみてはいかがですか？

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